非常に渋いパンフレットなのですが、私はこの白隠というお坊さんのファンなのであります。
白隠彗鶴(はくいんえかく)江戸中期のお坊さんで、沢山の弾画(宗教絵画)をのこした方なのです。
専門書なども沢山書かれているのですが、私は単純に彼の描いた墨画が好きという浅い浅いファンなので、
109点もの作品が見られるという規模の大きな展示会に狂喜乱舞してしまいました。
右端に載っている半身朱達磨が一番有名な作品になると思います。
この白隠さん、とてもあまのじゃくで粋な方。
有名な大名に作品を依頼されてもばっさり断り、かと思うと農民にさらっとプレゼントしてしまったり、
七福神の墨画のはずが弁財天の変わりに鍾馗を描いたり。
三国志の関羽なんかも描いていて、作品も多岐にわたります。
慕ってきたお姫様たちに厳しい内容のお説教のお手紙なんかも書いてしまうし、
高僧なのに愛煙家でもあるのです。素敵。
あまりに喜びすぎて鼻息荒く半身紅達磨のポスターを購入してしまいそうになったのですが、
どう考えても我が家には合わず。
私の一番好きな作品(半身達磨、龍雲寺所有のもの 半身朱達磨とはまったく違うものです。)
に限って、ハガキになっていなかったりと悩みに悩んで購入したのがこちら。
確実に二度見されます。若干引かれます。
展示会は明後日の24日までです。白隠の作品が大きな規模で展示されるのは
初めてとのことなので、ご興味がありましたら是非
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