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2013年5月17日金曜日

三鷹の森ジブリ美術館に行って来ました。


今週は暖かい日が続きましたね。梅雨が来る前に、春を満喫したいMです。
夏の暑さはもう少し後にしてほしいものです。

新緑の深くなるこの時期を狙って、ジブリの森にいってきました。
混雑もだいぶ落ち着いていて、のんびり見て回ることができました。

















≪迷子になろうよ、一緒に≫がテーマのこの美術館、室内は撮影禁止なので、載せられないのですが、
地下1階から地上2階までの吹き抜けとなった大空間。(スクーデリアと似ています?!)それはもうたくさんのトリックや趣向が凝らしてあり、
一枚一枚全部違うステンドグラスには、ジブリのキャラクター達が覗いていたりします。
昔ながらの映画の作り方や、壁一面に張られた自筆のキャラクター達。実際使われていたというデスク。
セル画の作り方や、それを繋ぎ編集に四苦八苦している様子までが、丁寧に描かれていました。

感動したのは「トライホークス」という図書閲覧室。
私が幼少の頃に夢中で読んだ絵本などが、沢山ありました。
エルマーの冒険、おばけの天ぷら、ぐりとぐら。
あまりの懐かしさに立ち読みしてしまいました。

一番のお目当ては、映像展示室「土星座」でやっている短編アニメーション。
『めいとこねこバス』 小さなねこバスが非常に可愛く、多種多様なねこバスに驚き!
ここでしか見ることができないので、喜びも大きかったです。























そして、屋上にいるロボット兵。緑に囲まれて、ほんの少し下を向いているような印象は
想像を駆り立て、切なくなります。ロボットの後ろ姿、腰のあたりから植物が生えているのを
発見し、衝撃を受けました。ここは、本当に細部までこだわっているのだな、と。
美術館の入口から建物を見上げると、屋上にたたずむロボット兵が見えるのですが、
その周りの植物の高さまで、計算して造られているのではと感じました。
その丁寧に、緻密に計算された風景の一部が、私達にノスタルジー感じさせてくれる。
宮崎駿氏の世界観が、スクリーン以外でもこんなに圧倒的に具体化できるのかと、感動しました。

吹き抜けを取り囲むように配置された部屋の
一つ一つは、印象がまったく違うのですが、
メインの吹き抜けには、天井のドームから差し込む光と、子供たちの笑い声が響いていて、
全体の統一感が生まれていました。
おそらくそこまで考えて作られたのではないかと思います。
























公式サイトに宮崎 駿氏の美術館についての思いが掲載されていました。
抜粋させていただきます。

立派そうな建物、豪華そうな建物、密封された建物にしたくない
外の風や光が自由に出入りする建物にしたい
肌ざわり、さわった時の感じがあたたかい建物にしたい

これは、スクーデリアを考え、提案している私達にも通じる部分があると思います。
とても良い刺激を受けることが出来ました◎


                               M