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2012年8月22日水曜日

建築模型の意味

美術館や公共建築物へ行くと、その建物の建築模型が置いてあることがあります。
建物は何もないところに立体物をつくるので、頭の中だけでは想像しにくい部分があります。
なので、建築模型や3Dパースを作成して、平面図ではわかりにくいイメージを立体化します。

 












上の写真は当社のモデルルームをイメージして作成してもらった部分模型です。
実際のサイズの24分の1で作られています。

模型にはいくつか種類があり、スタディ模型、部分(パース)模型、完成模型、
展示用模型などが大枠としてあげられます。
部分模型や完成模型、展示用模型などは主に施主やお客様向けの模型で、
見られることを意識した模型なので完成度が高いものが多いです。













外部や家具、内装の色付けなどの細かい部分を作りこんでいくことによって、
より本物に近くしていく醍醐味も味わえ、作るのが楽しい模型です◎

スタディ模型は建築の計画段階で作られる真っ白な模型で、簡易的に壁や天井を立体化します。
学生の頃、建築家の妹島和世氏のコラムを読み、
膨大な量のスタディ模型の写真を見て、とても驚きました。
たった一つの建築物を作るのに、これほど多くの模型が必要なんだと感じ、
今でもよく覚えています。

一見質素で味気なく、日の目を見ることがあまりないスタディ模型ですが、
設計段階においてはイメージを膨らませるという重要な意味を持っていると思います。

これからも1人の建築士として、沢山の模型を作っていきますが、
どれも一つ一つ愛着をもって作りたいと思いました◎